どうも。時音優です('ω')ノ
今回の記事は人類が文明の利器を使えなくなったらどうなるのかが分かりやすくストーリーになっている「サバイバルファミリー」の感想です。個人的にかなりおすすめ出来る作品で、監督は矢口史靖。スウィングガールズやウォーターボーイズの監督でもあります。
そんな監督が贈るちょっと真面目な作品。「 サバイバルファミリー 」の感想を書いていこうと思います。
復習もかねていざ、参りますッ!(ノ ゚Д゚)ノ
サバイバルファミリーの感想。文明の利器を無くした生き方とは。
感想のまとめ
この作品を観たのは3回目くらい。個人的には結構気に入ってて見終わった後の危機感というかなんかちょっと焦りを覚えるような後味があり癖になる。真面目な話この作品のようにありとあらゆる電気や電子機器が使えなくなると一気に時代がさかのぼってとても不便になる。でも、その不便があるゆえに先人の知恵を使うことが出来、安全に暮らせる。
現代社会は何かしらに依存しており一つ崩れると他の事も崩れていく芋づる式になってるのかもしれない。リスクありきの現代社会だと警鐘を鳴らしてくれて危機感を覚える良い作品だった。
こんな人におすすめ
- パンデミック系が好きな人
- サバイバルに興味がある人
- アウトドアが好きな人
- 非日常が好きな人
- 昔ながらの生活が好きな人
【ネタバレ注意】気になるシーンや演出、注目ポイントなど
名演技、小日向文世!!
小日向文世さんに名演技で賞をあげたい。しっかり者のお父さんではなくちょっと抜けたような人物象がリアルでめちゃいい。息子に対する態度やお母さんからちょっと信頼を無くしてるような感じが庶民的で面白い。パンデミックが起きた後の「俺についてくれば間違いない」と強気で言っていたけど、ことごとく崩れていった所がまたできないお父さんでいい。小日向文世さんの演技は素晴らしい(^^♪
文明の利器
今では当然のごとく当たり前となった電気やその他電子機器。それがないところを探すのが難しいと言ううくらい身近に存在している。その電気などが突然使えなくなったらどうなるだろうか。
人間はスゴイ発明をしているがそれに対してのリスクを背負っていることに気づきもしないだろう。それが当たり前なのだから(笑。いざこの映画のようになったらパニックになるのはごもっともだと思う。
駅に群れる人々
増えすぎた人間。この映像を観てそう思った。アリの大群を観るのと同じぐらい人間も群れていてちょっと引け目を感じた。特に都会のほうじゃそれが当たり前の事なのだから誰も不自然とは思わないだろう。電車が動かなくなって駅に群れた人々、そして電車が使えない事に殺気立った空気もありあまり笑える光景ではなかった(;^ω^)
無視できない問題
もし、電気がつかえなくなったら・・・。電子機器が使えなくなったら・・・。何もかもが電気や電池などで動いてるものがあり、それに頼った暮らしをしている僕ら人間。
田舎の人は中には昔ながらの暮らしをしていると思うけど、大半が電気に頼ってると思う。都会に住んでいたらさらに電気などが身近にあるからもし何かが起きたらパニックになるかもしれない。もしをかんがえておかないといけないのかもしれない。
薄れた愛情と強い絆
電気が使えなくなって、外の明かり一つ無くなった夜空。それはもう綺麗だった。天の川。そのことに気づいたお母さんはお父さんをベランダに呼ぶ。そして、ベランダに来たお父さんがお母さんの手を握ろうとする愛を感じるシーンがあるが、お母さんはそれを華麗にスルーする(笑)何十年という同じ時を過ごしてきた仲の愛とはこんなものなのかもしれない(笑)
電気に依存しない生き方
照明の明かりの代わりにろうそく。ランプ。お風呂を沸かすなら薪。ガスが使えそうだがメーターのついたガスは電気を使ってるみたいで使えない。ガスボンベの携帯コンロなら使えるみたいだ。
あとは食料、料理。これはもう干物や塩蔵が主流になるのか・・・。火を起こすのも大変だし劇的に料理のレパートリーが少なくなって手間もかかるようになるかもしれない。
キャンプなどであらかじめ電気に頼らない生き方をしてみるのもいざという時の手助けになるかもしれない。
笑えない現実
この映画を観て思うこと・・・。笑えない。真面目に笑えない。いざという時のために何かやっておかないといけない気持ちになる。火の起こし方をググったり、水の確保の仕方をググったり、色々やった(;^ω^)こんなに気持ちを動かされて動いたのはかなり珍しいケースだと思う。この作品を観たあなたももしかすると私みたいに何かしらの行動を起こしたのかもしれませんね(;^ω^)素直に笑えなかった(;^ω^)
楽しむ人たち
中盤あたり、お父さん含む家族が東京から鹿児島まで自転車と徒歩で行くシーンがあるがその途中でアウトドア一家に遭遇する。お父さん一同はかなり必死で生きてる感じがしたが、アウトドア一家はとても危機感などなくとても楽しそうだった。
この違いはやはり生き抜くための知識や知恵を持ってるか持っていないかの違いだろう。アウトドアなどで知識を詰め込んでおけばこんなパンデミックが起きた時も割とすんなり受け入れることが出来るのかもしれない。
食への感謝
中盤あたり。食料も水もそこを尽きたお父さん一同はとある場所で豚を見つけて捕まえる。その時に豚の持ち主に会いその人についていくことになり、空腹で飢え死にしそうになっていた時にご飯を食べさせてもらってた。その時に娘がご飯を食べながら泣いていた。これはもう食への感謝しかないだろう。
食べ物があるという事に感謝して味わって食べていたのかもしれない。現代社会の日本では食べ物は溢れ、食料廃棄がとてもたくさんある状況なので身近にないが食への感謝を忘れないようにし、食べ物を頂くようにしたほうがよいのではと思った。
生きる事の難しさ
持ちつ持たれつ。現代社会を生きている人はなかなか一人では生きていけないのではないだろうか。衣食住すべてを自分で一から揃えるとなると不可能に近い。人という漢字は、人と人が支え合ってるという名言があるようにホントにそれだと思う。常日頃周りに感謝を忘れずにありたいと思う。
一人で生きる事の難しさや周りに人がいることの有難さがこの映画を通して感じることが出来ると思う。
本作品の名言集
お父さん「馬鹿かお前は」
お父さん「いまさらつけまつげなんていらないだろ」←(お父さんはかつらをつけている)笑
独断と偏見の評価
おすすめ度:
ストーリー:
キャラ・キャスト:
オーディオビジュアル:
特別枠( 持ちつ持たれつ ):
「サバイバルファミリー」のキーワードとあらすじ
キーワード
パンデミック・サバイバル・大規模停電・冒険・先人の知恵・持ちつ持たれつ・現代社会への警鐘
あらすじ
とある家族の日常。そのとある日に仕事に寝過ごしたお父さんが異変に気付く。時計、電話、テレビなどありとあらゆる電子機器が使えなくなっていた。その出来事は日本全土に及ぶ。現代社会の電気や電子機器に頼り切った人たちはパニックになる。都内で住む人達は徐々に危機感を感じ、田舎の方へ足を運び、電気や電子機器のない暮らしをすることになる。
監督や脚本、キャストなど
【監督】
矢口史靖監督
【脚本】
矢口史靖監督
【キャスト】
小日向文世・深津絵里・葵わかなetc...
注目人物「小日向文世」
小日向文世が務める他の出演作品は脇役が多いがこの作品では珍しく主役級。この「サバイバルファミリー」の演技も上手いし、ちょっとだけおっちょこちょいな部分がベストマッチしててとても良かった。主役級でも全然いける気がしてるので主役級でコメディなどに挑戦してほしいと思った。今後に期待。
その他関連作品(Filmarks映画評価)
矢口史靖監督作品
「スイングガールズ」評価3.6/5
「ウォーターボーイズ」評価3.7/5
「ダンスウィズミー」評価3.3/5
キャスト:葵わかな出演作品
「くちびるに歌を」評価3.8/5
「青夏」評価3.1/5
最後に
いかがでしたか?
なんとなくな概要や感想は掴めたでしょうか?個人的には小日向文世さんのお父さん役がリアルでどこにでもいそうなお父さんではまり役だったと思います。この作品の監督である矢口史靖監督の作品のスイングガールズやウォーターボーイズも個人的には面白かったと思うので、まだ観てない人はこの機会にぜひ観てみてはいかがでしょうか?そしたら、矢口史靖監督のファンになるかもしれないですね(^^♪おすすめです('ω')ノ
以上、長くなりましたが長期戦お疲れ様でした。最後までどうもありがとうございました。
それではまたの機会、次回に♪では('ω')ノ