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映画「累‐かさね‐」の感想。かさねの行く先は・・・。

2020年2月25日

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どうも。時音優です('ω')ノ

映画「累‐かさね‐」をみましたか?土屋太鳳や芳根京子が出演しているサスペンス映画です。初めて見たときに心惹かれ、短期間のうちに3回ほどみちゃいました(;^ω^)そんな個人的には面白かった映画の「累‐かさね‐」を今回はあらすじも含めての感想などを書いていきます。

映画や音楽、アニメなどエンタメなコンテンツはたくさんありますが、名作もたくさんあります。そんな名作に入りそうな予感の「累‐かさね‐」。

 

それでは復習の意味合いもかねていざッ `ー´)ノ(※ネタバレ要素を含んでますのでご注意ください!)

映画「累‐かさね‐」の感想

 

感想のまとめ

 

短期間で3回ほど、みてしまうくらい面白かった。いつも見るのはアクション映画やSFものが多いのですが、なんとなくで借りてみてみたらどっぷりハマってしまった。

 

土屋太鳳と芳根京子の一人二役を演じるすごさ。羽生田が求めていたシナリオ。サロメの舞台の演出。所々に引き込まれる要素もあり、ストーリーに波があり退屈しないまま映画が終わる。ホントに満足できる映画。最後は何か始まるのか?なんて思ったりする終わり方でしたが良かった。

 

人におすすめしたい映画だと思う。サスペンスが好きな人なら絶対見ておきたい映画見て損することがないと思う。この記事を観た人でこの映画をみてない人はぜひともみてほしい。

気になるシーンや演出

 

 

死んだはずの母親がちょくちょく出てくる。

 

開始序盤からいきなり回想シーンになり、母親が出てくる。だが回想シーンだけでなく、現実の世界でも母親が出てくるときもあり、かさねが見ている幻想なのか、それとも現実に幽霊として出てきているのかが謎。

 

このシーンがいくつかあることでそこがミステリアスでサスペンスのような演出になっていてとてもいい。最後には母親の謎にもせまることができて、よりサスペンスっぽくなっているところが良かった(*´ω`*)

 

口紅の正体

 

序盤も序盤でかさねが母親から口紅をもらうシーンがある。中盤の方では、かさねは小学生の時に口紅を使ったことのある回想シーンも入っていた。そうした経験談みたいな回想シーンはあるが、口紅の事に関しては何もわからないまま終演を迎える。

 

親から子へ代々伝わっていた秘密のアクセサリーで、怨念などが込められたものではないかと推測できるくらい。仕組みには全く触れずに謎にしているので、そこがミステリアスでよいところなのかもしれない。かさねの続編として、口紅の正体が分かる映画が出るならめちゃくちゃ面白そうだと思う。今後に期待。

 

サロメの舞台での踊り

 

土屋太鳳演じるサロメの踊りがスゴイ。とてもミステリアスで恐ろしい表現が見てるだけでひしひしと伝わってくる。音楽などもめちゃくちゃよくて、洗練されたシーンであったと思う。劇場に見に来てるような臨場感もあり、見てて恐ろしいけど、引き込まれるなにかがある。生の舞台を観たことがないので、生の舞台をみたくなった自分がいる。それくらいすごかった。

 

最後の舞台のサロメの演出

 

サロメの舞台が公演中に、ニナになったいたかさねがかさねへと戻ってるシーンがたまにある。舞台のサロメのストーリー上、かさねとニナとの関係に関連性があるから演出として、かさねのシーンをいれていたのだろうと思う。それか、もう一歩踏み込んで、役に入り込みすぎたことによってかさねの力がより強まり自分の姿が出てきてしまったという見方も出来る。なにはともあれ、ここの演出も結構ミステリアスになっていてとても楽しめるシーンだった。

 

最後の顔が戻るとき

 

舞台中にニナの顔を取り換える延長をするためにニナの所に行くがニナが拒みなかなかできなかった。その時に顔がもどるシーンがある。この顔が戻るときというのは、序盤や中盤ではカット割りの切り替えで顔が変わる演出だったが、最後のシーンでは、顔を映し出していて徐々に顔が変わっていくシーンがあった。最後に関してはより作り込まれている印象だった。どうやってやっているのかは分からないけど、よい演出だったのは分かる。リアルだった。

 

羽生田が求めていたもの

 

かさねとニナをバックアップする羽生田。かさねを励まし、ニナにも励ます。どちらともをささえながらコントロールすることで羽生田の求めるものになっていったのかもしれない。

 

「偽物が本物を越える瞬間。」

 

それを求めていたのが羽生田。この映画の裏で操るとても重要な人物だったのかもしれない。

 

羽生田の欲望

 

マネージメントの仕事をやっている羽生田だが、かさねを女優にしようとする。かさねの母親に頼まれたと言っていたが、本心は違うんじゃないかと思う。羽生田の家には壁一面に貼られたかさねの母親の写真がでかでかと貼られている。普通じゃない。あんだけの事をやっているのだから、かなりのマニアでその子供であるかさねに思い入れするのもわかる気がする。

母親と同じ道を歩ませようとする羽生田の気持ちは思いやりなのか、それともただ自分が舞台に上がったかさねを観たいのか分からない。予想だがおそらく後者の舞台に上がったかさねがみたいのだろうと思う。

 

演出の謎

 

所々かさねとニナがキスをして顔が入れ替わるシーンがあるが、いくつかのシーンに謎が残るところがある。キスシーンでカットが一度変わることで、入れ替えることが出来るのだが、一度もカットを入れないで入れ替わるシーンもある。どうやってるのかが不明で謎が残るものだった。

 

ニナの性格とかさねの性格

 

序盤にかさねとニナが対面するときがあるが、その時のニナと言ったら、かなりの悪女。初対面なのにかさねに罵声を浴びせて、気もつかわずに悪口ばかり言う。そして、途中で妙に優しくなる時があったがそこ部分は、何かたくらみがあっての事だった。そんなニナだが最初から最後まで、あまり性格が良くないまま終演を迎える。どちらかというとかさねの方が優しく感じた。

かさねは心の中に闇をもっているから、悲しくなったり、寂しなったりするとその気持ちがわかると思うから、かさねは人思いな優しい心の持ち主なのだろう。それに対してのニナの性格。二人の性格はとても違っていて真逆の性格じゃないかと思う。そこの部分を見るのも一つの楽しみだと思った。

 

エンディングロールの主題歌AIMER「Black bird」

 

AIMERが大好きな私は、この紹介も忘れてはいけないと思った。「Black bird」。めちゃいい曲。シリアスな部分も含んでいて歌詞が暗いところもあり、この映画にピッタリの曲だった。黒い鳥がかさねでかさねがおもう想いを綴った歌詞みたいにも聞こえる。

「Black bird」の歌詞を抜粋

愛されるような 誰かになりたかっただけ

歌詞:aimerrhythm

まさにかさねにピッタリの歌詞。人から毛嫌いされてきた、かさねが求めるのはここだろう。暗いけどすこし希望も詰まった曲なのかもしれない。AIMERの「Black bird」。名曲。

 

土屋太鳳演じるかさねのニナの演技にやられた

 

終盤のサロメという舞台で土屋太鳳演じるかさねのニナの演技にめちゃくちゃ引き込まれる。ミステリアスで可憐な演技は一級品だと思う。舞台独特の演技というか、結構大げさにやってるところがとてもいい。舞台に見に行ったことがないし興味がなかったけど、この映画をみて舞台を見に行くのもありかなと思った。それほどに引き込まれる何かが含まれていると思う。

 

監督や脚本、キャストなど

 

【監督】佐藤祐市

【脚本】黒岩勉

【キャスト】

土屋太鳳

芳根京子

横山裕etc...

 

注目人物:土屋太鳳

 

ラブストーリーに出ているのが多くヒロイン役が多いですが、この作品でサスペンスに出演できるようになったので幅が広がったのではないかと。今後もホラーやコメディなど色々挑戦してもらい幅を広くしてもらいたいと思います。

とても綺麗な方なのでコメディなどに挑戦し体を張ることでファン層が厚くなり、ますます期待が出来るようになるのではないでしょうか。今後が楽しみです( *´艸`)

 

独断と偏見の評価

 

おすすめ度:

ストーリー:

キャラ・キャスト:

オーディオビジュアル:

特別枠( 土屋太鳳の演技 ):

 

その他関連作品(yahoo!映画評価)

佐藤祐市監督作品

 

「キサラギ」評価4.2/5

 

キャスト:土屋太鳳作品

 

「8年越しの花嫁」評価3.8/5

 

キャスト:芳根京子作品

 

「心が叫びたがってるんだ」評価3.7/5

 

最後に

いかがでしたか?

映画「累‐かさね‐」の感想やあらすじでした。これを観たみんなの評価も結構高めの作品なので、見ても後悔しないと思います。

 

そして、一度見たことのある人でももう一度見てみるのもアリなんじゃないかと思います。僕は3回目です(^^♪3回目ではすべて羽生田手掛けたものなんじゃないかと、違った目線で観る事も出来たし、飽きもきませんでした。また機会があったらみようと思います。おすすめです('◇')ゞ

 

【追記2020/5/9】

①:4回目観て、気づくことがありました。キスシーンで顔が変わるところがあるが、カットをいれずに入れ替わるシーンがいくつかあった。どういう風にやっているのか謎だが、スゴイ演出だと思う。カットなしでより自然に入れ替わっているところを見ると結構凝ってるなと思うことが出来る。

②:羽生田の欲望で説明しましたが、羽生田はかさねの母親に対する思い入れが異常だと思った。壁一面に貼られた写真がそれを物語っている。一番のファンでその子供のかさねにも母親と同じ道を歩ませて、舞台を見たいと思っているところが、すこし異常性を感じる。母親の時みたいに監禁してまではやっていなかったがちょっと怖い。

 

以上、

映画「累‐かさね‐」の感想でした。長くなりましたが最後までありがとうございました。

 

それでは、またの機会、次回にお会いしましょう(^^♪では。

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