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ジブリ映画「もののけ姫」の感想と考察。アシタカが望む世界とは。

2020年9月10日

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どうも。時音優です('ω')ノ

ジブリ作品好きですか?嫌いという方は少ないと思いますが、ジブリならこれが好きって言うのはひとそれぞれではないでしょうか。好みの問題なのでどれが一番っていうのはないのですが今回は、これって言う人が多そうな作品「もののけ姫」についてまとめようと思います(^^♪

 

人としての生き様とは何か・・・。アシタカに学ぶwinwinな作品。「 もののけ姫 」の感想を書いていこうと思います。

復習もかねていざ、参らんッ!(`・ω・´)ゞ

 

 

ジブリ映画「もののけ姫」の感想と考察。アシタカが望む世界とは。

 

 

感想のまとめ

 

設定がとても素敵。人と人になり切れない山犬の娘。そして神と獣たち。アシタカとサンが両者ともに、お互いに少しずつ惹かれあうようになっていくのが切なくも心温まる。そして、ストーリーが喋る獣や祟り神など現実離れした設定が新鮮味があって引き込まれる。アシタカは、サンに何を求めていたのか。サンはアシタカにどうあって欲しかったのか。そんな投げ掛けが伝わってくるストーリーだった。

結末は、ハッピーエンド。神は死んだけど最後にこだまが出てきて明るい未来が待っているというようなメッセージが伝わってきた。

「ともに生きよう」

アシタカがサンに最後に投げ掛けていた。一緒にはなれないけどお互いに自分の道を歩いて行こうと切なさを感じさせながらも明るい未来へと一歩進むメッセージを残した。見た後も幸福感が残って余韻を楽しめた。

 

【ネタバレ注意】気になるシーンや演出、注目ポイントなど

 

 

祟り神

 

序盤も序盤いきなり最初から祟り神という幻想の生き物が出てきて世界観に引き込まれる。最初からハラハラドキドキ出来て心つかまされた。そして、ストーリーのメインとなるアシタカの手の呪いがここから始まる。これからどんなストーリーになるのかワクワクするような気分にもなる。だが、ワクワクするような気分が惜しくもいち早く打ち砕かれる。手の呪いに秘められた現実と向き合うことになるアシタカ。

「掟に従い身を暗み健やかにあれ」

と言われ村を出るアシタカ。ここから切なくも心温まるストーリーが始まる。

 

研ぎ澄まされたアシタカの感覚

 

手の呪いを解くために村を出たアシタカその途中で山犬の娘サンと出会う。この時に驚いたのがアシタカの感覚。とても離れていた場所にいたはずのサンの存在に気づくアシタカ。何故気づいたのか謎だが、どこかで二人は見えない糸で繋がれて惹かれ合う運命だったのではないかと思う。

ここのシーンもそうだが、たたら場にいたアシタカがサンが来ることに気づく。気づくはずもないようだが気づく。やはり臭いけど運命の赤い糸を感じる。そういう設定にしたかったのかかもしれない。互いに惹かれあっていくのを温かく見守りたくなってくる。

 

アシタカをむしばむ呪いの正体

 

序盤で祟り神から呪いをもらったアシタカ。たたら場でその呪いを皆に見せつけることになる。この時のアシタカにまとわりついた呪いはいつもの呪いとは違った。腕がうずめく呪いではなく、具現化された呪いだった。怒りにそまったアシタカのその光景はまさに悪魔だった。皆がもののけのたぐいと言うのも無理はない。アシタカは悪くないのに皆から毛嫌いされるのは結構心苦しい。それでもアシタカは定めを全うするしかなかった。

 

苦しみの代償となる呪いの力

 

呪いをもらったアシタカだが悪いことばかりではなかった。呪いのおかげで力を手に入れていた。人を殺める力。その力を使うたびに呪いのあざが深くなっていくようだが、この呪いの力のおかげで生き残れたシーンもいくつかある。リスクを背負いながらも必死に前へと進もうとするアシタカに学べるものもあるかもしれない。

 

でいだらぼっち・こだま・ししがみさま

 

ザ・ジブリ

幻想の生き物や神々たちが出てくるこの作品もジブリと言えるようなものになっている。独特な世界観に出てくる生き物たちを観ると非日常的なことを味わえるので結構楽しめる部分でもある。一番もののけ姫のキャラクターと言ったら、こだまかな?・・・妖精みたいで独特な泣き声?を出しながら首を振るのはちょっとだけチャーミング。

 

玉の小刀をサンに渡すアシタカ

 

アシタカが村を出る時に村の娘に、大切な輝く石のような玉の小刀をもらう。それを大切なモノとして持っていたはずだが、これをアシタカはサンに渡す。この意味は?・・・。大切なモノを渡すということはその渡す人も大切なものだと推測できる。アシタカはサンをかけがえのない人としてサンを想っているのが分かる。人になり切れない山犬の娘。アシタカはサンに「サンは人間」だと言うシーンがあるがアシタカはサンを人間に戻そうとしたのだろう。

 

地獄絵図

 

ししがみさまの首をはねたエボシ。その首をはねられたししがみは首を求めて森の中で様々な生き物の命を奪い取る悪魔のようになっていた。この時の状況といったらまさに地獄絵図。ししがみさまの体に触れるだけで命を吸い取られてしまう設定。こんな状況は怖すぎる。神々たちの力を思い知らされるアシタカたち。必死に生きようとするアシタカとサンたち。この演出がストーリーの深みを出しているのかもしれない。結構ダーク。

 

花咲じじぃ

 

終盤。ししがみさまの首を取り返したアシタカとサンは首をししがみさまに返そうとする。そして、ししがみさまが元に戻るが太陽の陽が昇りししがみさまは倒れて死んでしまう。爆風と一緒に消えたししがみさまが残したものは、緑だった。植物たちが一斉に芽吹く。そんなししがみさまは、緑を咲かす花咲じじぃだった。ここでも神々たちの力を感じることになる。最後のクライマックスとなるシーンで緑が一斉に芽吹くシーンには美しさも感じることが出来る。

 

もののけ姫の主題歌

 

世界観に引き込まれる主題歌。壮大で切なく暗くでも明るい、そんな色んな気持ちが含まれているような主題歌。一度聴いたら印象に残る主題歌だと思う。米良美一さんの包容力ある歌声がとても聞いてて心地良い。米良美一さんといったらもののけ姫そんな名ソングになっているのではないだろうか。

 

最後のアシタカとこだまのメッセージ

 

ししがみさまに首を返したアシタカとサンは、ともに別々に暮らすことになる。アシタカが最後に放った一言「共に生きよう」。そのフレーズがとても印象的。一緒に暮らすのではなく別々に暮らす道を選んだ二人。お互いを尊重しあって最後を迎えるのは結構心にぐっとくるものがある。

そして、最後のこだまのメッセージ。緑が芽吹いたとある所にこだまが出現する。これからの明るい未来を感じさせる演出で、最後にこのシーンがあったおかげでしっかりと完結していてしっくりくる。それでもって未来(先)を感じさせるとても良い演出だった。そして、名曲のエンディングの主題歌に入る。

 

独断と偏見の評価

 

おすすめ度:

ストーリー:

キャラ・キャスト:

オーディオビジュアル:

特別枠( サンの殴り込み ):

 

「もののけ姫」のキーワードとあらすじ

 

キーワード

 

神様・猪・狼・呪い・人間・獣・山犬・戦

 

あらすじ

 

中世(室町時代の頃)の日本。東と北の間にあると言われるエミシの村に住む少年アシタカは、村を襲ったタタリ神と呼ばれる化け物を退治した際に、右腕に死の呪いを受けてしまう。その正体は、何者かに鉄のつぶてを撃ち込まれ、人への憎しみからタタリ神と化した巨大なイノシシの神(ナゴの守)だった。アシタカは呪いのため村を追われ、呪いを絶つためにもイノシシが来た西の地へと旅立つ。

出典:Wikipedia

 

監督や脚本、キャストなど

 

【監督】

宮崎駿

【脚本】

宮崎駿

【キャスト】

松田洋治

石田ゆり子

田中裕子

小林薫

美輪明宏

etc...

 

注目人物「美輪明宏」

 

強烈な印象を持っている美輪明宏さん。その声も力強くて、芯のある声。アニメの声優としてはめちゃセンスあると言う印象。見た目とは裏腹にキャラクターになりきっているのが強いオモイを感じる。もののけ姫のほかにもハウルの動く城の声優も務めている。2020年現在は85歳という高年齢だが、今後の声優としての仕事の活躍に注目したいところ。

 

その他関連作品(Filmarks映画評価)

宮崎駿監督作品

 

「千と千尋の神隠し」評価4.1/5

千と千尋の神隠しの感想はこちら

「魔女の宅急便」評価4.0/5

魔女の宅急便の感想」はこちら

 

キャスト:田中裕子出演作品

 

「大阪物語」評価3.8/5

 

「NINAGAWA・マクベス」評価3.8/5

 

キャスト:小林薫出演作品

 

「船を編む」評価3.8/5

 

「深夜食堂」評価3.6/5

 

最後に

 

いかがでしたでしょうか?一度観たら虜になりそうな作品ですね。リアルだけどリアルじゃない・・・そんな作品になってると思います。若い方はまだ、見たことのない人もいると思うので、まだ見てない方はぜひ観てみてください。この記事の感想の記事だけでじゃなくリアルな作品に触れてみることこそが世界観に触れることが出来るのでおすすめします(^^♪

 

 

以上、長くなりましたが長期戦お疲れ様でした。最後までどうもありがとうございました。

またの機会、次回にお会いしましょう(^^♪それでは。

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